雪岳山の紅葉 完全ガイド — 見頃の時期、コース別の難易度、混雑を避ける方法
束草の旅 · Sokcho Hangari Mulhoe

秋になると、うちの電話が急に忙しくなります。 「雪岳山の紅葉、いつが一番きれいですか?」「今行くともう遅いですか?」
束草で生まれ育ち、毎年お店の3階の窓から山が色づくのを眺めている立場から、 正直に、そしてできるだけ詳しくご説明します。 検索すれば出てくるような一般論ではなく、実際に来られたときに役立つ話を中心に。
雪岳山の紅葉、結局いつが見頃なのか
まず知っておいていただきたいことがあります。紅葉には初紅葉と見頃という2つの時点があります。
- 初紅葉 — 山全体の20%ほどが色づいた状態です。雪岳山はたいてい9月末から10月初めに始まります。韓国で最も早い部類です。
- 見頃 — 80%以上が色づいた状態。初紅葉からおよそ2週間後とお考えください。ですので雪岳山の見頃は10月中旬、狭く見れば10月10日〜20日ごろになります。
ここで大事なポイントがひとつ。雪岳山は標高差が大きいため、上から下へ色づいていきます。 大青峰のあたりが先に赤くなり、次に中腹、最後に小公園入口のような低い場所が色づきます。
ですから10月初めに行くと「頂上付近はきれいだけれど下はまだ緑」、 10月末に行くと「下は真っ盛りだけれど上はもう葉が落ちている」という状況になります。
上下が同時にきれいな時期がちょうど10月中旬というわけです。だからこの時期に人が集中します。
年によって少しずつ変わります
ただし毎年まったく同じではありません。 夏が長く暑かった年は紅葉が1週間ほど遅れ、9月に寒暖差が大きく涼しかった年は早まります。 近年は夏が長引く傾向で、全体的に遅くなる傾向です。
いちばん確実なのは、出発の3〜4日前に確認することです。
- 韓国気象庁(weather.go.kr) の紅葉現況(10月中は毎週更新)
- 雪岳山国立公園の公式サイトのリアルタイム写真とお知らせ
- インスタグラムやNAVERで
#설악산단풍を最新順に並べ替え — 実はこれが一番正確です。昨日行った人の写真ほど確かな資料はありません
お電話いただければ、私たちが見えている範囲でお伝えします。毎日この山を眺めていますので。
体力別おすすめコース — 登山靴がなくても大丈夫です
「雪岳山の紅葉を見るには登山が得意じゃないとダメですよね?」とよく聞かれますが、まったくそんなことはありません。 スニーカーで十分なコースがいくつもあります。
① とても楽に — 小公園散策(30分〜1時間、難易度 ★☆☆)
雪岳洞・小公園入口から新興寺、統一大仏まで続く平坦な道です。 ベビーカーも通れますし、ご年配の方もゆっくり歩けます。
大きな仏像の前の紅葉と、その奥に見える蔚山岩(ウルサンバウィ)の稜線が重なる風景は、想像よりずっと見応えがあります。 **「山は登れないけれど紅葉は見たい」**という方にぴったりです。
② いちばんのおすすめ — 飛龍瀑布・土王城瀑布展望台(往復3時間、難易度 ★★☆)
紅葉の季節に私が最もおすすめするコースです。 小公園から六潭瀑布 → 飛龍瀑布 → 土王城瀑布展望台まで片道2.8km、 往復でゆとりをもって3〜4時間ほど見ておいてください。
渓谷沿いを歩くので、水の音を聞きながら紅葉を眺めることになります。 水面に映る紅葉の色が本当にきれいで、写真を撮るにも最高です。 序盤はなだらかで、最後の展望台区間にだけ階段があります。 普段から歩いている方なら無理なく往復できます。
③ 挑戦する価値あり — 蔚山岩(往復4時間、難易度 ★★★)
揺れ岩を過ぎ、808段の階段を上って標高873mの蔚山岩の頂上に立つコースです。 この階段は本当に手強く、途中で何度か休むことになると思います。
けれども登りきると、雪岳山の稜線と束草の市街地、そして遠く東海(日本海)まで一望できます。 紅葉の上に浮かんでいるような気分がどういうものか分かります。
膝が弱い方は下りのほうがつらいので、トレッキングポールを必ずお持ちください。
④ ケーブルカーで楽に — 権金城(1時間30分、難易度 ★☆☆)
歩くのが難しい方、お子さんやご年配の方とご一緒なら、ケーブルカーが答えです。 10分で中腹まで上がり、紅葉を見下ろすことができます。 料金・運行時間・待ち時間のコツは雪岳山ケーブルカー利用ガイドに詳しくまとめました。
⑤ 少し遠いですが — 鋳銭谷(往復3時間、難易度 ★★☆)
襄陽のオセク側にある渓谷です。束草から車で40分ほど。 道の大半がデッキで整備されていて歩きやすいのに、渓谷の景色は雄大です。 小公園側が混みすぎているときの代替案として優秀です。
混雑を避ける方法 — ここが本題です
正直に申し上げると、10月中旬の週末の雪岳山は本当に人が多いです。 小公園の駐車場は朝8時には埋まりはじめ、ケーブルカーは2時間待ちの日もあります。
長年見てきた結論として、こうすると格段に楽になります。
その一、平日に行く。 可能ならこれが最も確実です。火・水・木曜日は週末の3分の1程度です。
その二、週末なら朝7時前に到着する。 遅くとも8時です。9時を過ぎると駐車場に入る列から始まります。
その三、午後3時以降を狙う。 意外な裏技ですが、午後遅くは人がぐっと減ります。 秋の日差しが低くなり、紅葉の色が濃く見える時間帯でもあります。 ただし日が早く落ちるので、短いコースにしてください。
その四、見頃の直前の週末を狙う。 「見頃」と報じられた週には全国から人が集まります。 その1週間前の週末でも十分きれいです。人は半分、紅葉は8割ほど色づいています。
アクセスと駐車場
- 束草市内から雪岳洞・小公園まで車で20〜25分です。うちのお店からも同じくらいです。
- 公共交通は、束草市外バスターミナルや束草海水浴場付近から7番・7-1番の市内バスで雪岳洞まで行けます。40分ほどかかり、本数が少ないので時刻表を先に確認してください。
- 駐車は小公園駐車場ですが、紅葉シーズンの週末は満車が多いです。満車時は下の臨時駐車場に案内され、そこからシャトルまたは徒歩で移動します。
- 国立公園の入場料はありません(2007年に廃止)。ただし駐車料金は別途、ケーブルカーも別料金です。
持って行くとよいもの
10月の雪岳山は思ったより冷えます。山の上は束草市内より5〜7度低いとお考えください。 朝に半袖で出発して頂上で震えた、という方を毎年お見かけします。
- 薄いウインドブレーカー1枚 — かさばらず、体温維持に決定的です
- 水と軽い行動食 — 山中に売店はほとんどありません
- 歩きやすい靴 — 登山靴でなくても、クッションのあるスニーカーで
- モバイルバッテリー — 写真をたくさん撮りますし、寒い場所ではバッテリーの減りが早いです
- 帽子とサングラス — 秋の日差しは案外きついです
そして、下りてこられたら
山で3〜4時間歩いて下りてくると、脚が重く、お腹がとても空きます。 温かいものを召し上がる方も多いのですが、私たちは薄氷の浮いた冷たいムルフェをおすすめしたいです。
汗をかいて下りてきた後に、酸味のあるスープをひと口飲むと、 体の熱がすっと引いて頭が冴えます。だるかった疲れが洗い流される感じです。 最後にご飯を入れて召し上がれば、しっかりお腹も満たされます。
雪岳洞からうちのお店まで車で20分ほど、店のすぐ裏が束草海水浴場なので、 食事のあと海を見てから帰られると、その日の旅が完成します。 秋の海は夏とはまた違って、静かで深い色をしています。
3階に大広間がありますので、団体登山の後もご一緒にお食事いただけます。 ただし人数が多い場合は必ず事前にお電話ください。 紅葉シーズンはすぐ満席になります。
最上階の天空階段展望台からは、海と束草アイ(観覧車)が一望できます。 食後に少し上がって、写真を1枚残していってください。
秋の雪岳山、本当にいいですよ。気をつけてお越しください。
